不具合関連情報

既知の不具合情報と改善/回避策です。
全ての個体にこれらが発生するわけではありません。
個体や環境等によって差があり、全く問題のない個体もあります。

蓋を閉じるとスリープから復帰してしまう

ホールセンサーに異常のある個体がある。この場合、GPD社から交換用パーツを送ってもらったりできる。
「カバーを開いた時のアクション」を何もしない。にすることで回避可能。
手順は以下のブログが参考になる。
MobileHackerz再起動日記: 新書サイズの素敵超小型PC「GPD Pocket」が蓋を閉じると起きてしまう現象を解決する

また、背が高いポインティングスティックを使用している場合、それが画面に触れることが原因となっていることもある。
(ThinkPad?用の場合、ロープロファイルに対応している。)
参考
GPD Pocketのポインティングスティック、トラックポイントと交換するならロープロファイルをお勧め – Dream Seed

また、個体差なのか、一部のキーが液晶に触れてしまう個体があるらしい。
画面に0.5mから1.0mほどのゴムを貼り付け、物理的に対策する方法もある。

電源を押しても起動しない

特に初期ロット(改善前)のモデルは、バッテリーのコネクタが抜けていることがある。
その場合、裏蓋を開け、バッテリーのコネクタを付け直す。

また、バッテリーが10%以上充電されていないと起動しないため、その場合は10%まで充電する。

イヤホンにノイズがのったり、音が途切れる

更新されたサウンド関連のドライバが公開されている。(完全に改善するかは未確認)
公式ドライバの情報

ディスプレイがちらつく

グラフィックスドライバを最新版にすると改善するケースがある。
ここからダウンロード可能。

メモリが1066MHzになっている

2017/08/12現在、すべてそうなっている様子。
(Ubuntu用のBIOSで1600MHzに変更は可能)

WiFiが不安定だったり、接続できなかったりする

以下を試す。
0. WiFiのパッチを適用する。

1. WiFiのドライバの更新

1-1. デバイスマネージャを開く
1-2. ネットワークアダプタのBroadcom 802.11ac Wireless PCIE Full Dongle Adapterを右クリックしてドライバーの更新を選択
1-3. ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索 を選択し、最新のドライバに更新する

2. WiFiドライバの設定変更

2-1. デバイスマネージャを開く
2-2. ネットワークアダプタのBroadcom 802.11ac Wireless PCIE Full Dongle Adapterを右クリックしてプロパティを選択
2-3. 詳細設定タブを選択
2-4. Minimum Power ConsumptionをDisabledにする(消費電力は増えるが、通信が早くなる)
2-5. 2G Bandwidth Capabilityを2.4G: 20/40MHzにする(環境によっては、通信が早くなる)

スリープからの復帰後にWiFiが接続できなくなる

上記のWiFiのドライバ更新などを試す。

休止状態が有効な場合に、スリープ中に勝手に再起動する。

※休止状態から復帰すると、SystemのCPU使用率が常時30%ぐらいになる問題があるため、休止状態を有効にするのは非推奨

回避策としては以下を試す。
1. WiFiのドライバの更新

1-1. デバイスマネージャを開く
1-2. ネットワークアダプタのBroadcom 802.11ac Wireless PCIE Full Dongle Adapterを右クリックしてドライバーの更新を選択
1-3. ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索 を選択し、最新のドライバに更新する

2. IO一体化のタイムアウト時間を変更する

2-1. レジストリエディタで下記を開く
    コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\2E601130-5351-4d9d-8E04-252966BAD054\C36F0EB4-2988-4a70-8EEE-0884FC2C2433
2-2. Attributes を 2に変更する
2-3. 電源オプションを開く
     開き方が分からない場合は、下記をファイル名を指定して実行する
     "C:\WINDOWS\system32\rundll32.exe" shell32.dll,Control_RunDLL PowerCfg.cpl @0,/editplan:381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e
2-4. アイドル回復性 > IO 一体化のタイムアウトの設定を下記に変更する
     バッテリ駆動、電源に接続 ともに 0ミリ秒   (バッテリ駆動は 60000 ミリ秒ぐらいにしておいてもよいかも)

勝手にスリープから復帰する

スリープさせた状態で、画面を閉じず何もせず、机の上に置いてあるだけで勝手にスリープから復帰する個体があるらしい。

バッテリーが100%を超えて充電されたり、Current Capacityが異常に少なかったり多かったりする

たぶん仕様なので気にしない方がよさそう。何度か充放電を繰り返すと比較的落ち着く傾向あり。
個体差が大きいようなので、情報を投稿してもらえると嬉しいです。

Windowsが認識するバッテリー残量が異常に少ない

Windows側がバッテリーの設計容量を 6873 mWh などと認識する。
GPD Pocketのバッテリーは 7000mAh(定格3.8V) なので 26,600mWh ぐらいになるはずだが大幅に少ない。
恐らくWindows側に渡す数値の単位を誤っている(mAh単位で渡している?)だけなので気にしなくてもよいと思われる。

電源やバッテリー関連が色々おかしい

個体差なのか、人それそれに色々な報告がある様子。

充電中に発熱する

USB PD対応のACアダプタで充電すると発熱する仕様らしい。
特に充電中に使用すると、とても熱を持つ。(充電中の使用は公式には非推奨らしい※要ソース)

充電完了後にバッテリー電源に勝手に切り替わる(AC電源で使えない)

仕様らしい。

スリープ中にファンが回る

ファンコントロール用のドライバが適切にインストールされていない。
下記手順でインストールできる。

1. 公式ドライバのFandeviceにある install-system.bat を"管理者権限"で実行
2. wfan0109.regをダブルクリックして実行
3. fandeviceにある wfan0109.inf を右クリックしインストール

電源がオフなのに充電中にファンが回る

2017/07/05版のBIOSからこの仕様になった。充電時の発熱対策だと思われる。

ファンの音がうるさい

ファンの音がうるさい個体がある様子。個体差というより、ファン自体が異なっている。

一部のUSB Type Cのハブを充電しながら使うとハブ自体が壊れる

こちらのブログを参照。
GPD PocketでUSB-Cハブを使用した際のUSB PDの信号を解析してみた | HANPEN-BLOG

休止状態から復帰すると、SystemのCPU使用率が常時30%ぐらいになる

確実な改善策は見つかっておらず、出荷時状態と同じく、休止状態を無効にするしかなさそう。
発生していない人もいるようなので、何かしら対策はありそう。
発生していない人はドライバやBIOSの情報を投稿してもらえる嬉しいです。





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